ホーチミンの中心部マジェスティックサイゴンホテルに滞在中、ホテルから車で約4分、徒歩15分の場所に位置する「ホーチミン市美術館」に行ってきました。
観光スポットでもある「ベンタイン市場」からも近い場所にある美術館です。
【Ho Chi Minh City Museum ホーチミン市美術館】97A P. Đức Chính, Phường Nguyễn Thái Bình, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh
こちらのホーチミン市美術館は、3階建てとなっていて絵画や現代アートなどのギャラリー、ベトナム先住民によるアンティーク彫刻や、伝統的な手工芸品等などの展示を見ることができます。
まずは右手のチケット売り場でチケットを購入。
お値段は大人1人30.000d(¥175)でした。
チケットを受け取ると、ピンクの丸いシールを渡されるので胸元にペタッと貼って中へ。
早速、おじゃましまーす。
わー広い。そしてこの静けさは雰囲気があってとても良いですね。
1929年にフランス人建築家が設計したコロニアル様式の建物となっており、柔らかな淡い黄色と白のヨーロッパ風のデザインが美しいのも魅力のひとつ。
看板が置いてあったけど動線が最初ちょっと分かりにくくて、とりあえず他のお客さんの流れに沿って進みました。
館内は展示内容はほとんどが絵画となっていて、観光客向けというよりも地元の人向けの内容となっているらしく、ほとんどの説明がベトナム語で書かれています。
1Fから一部屋ずつ展示された作品をゆっくり見て回りました。
外は雨が降っていて、雨音を聞きながら静かで落ち着く雰囲気は個人的にとても居心地がよかったです。
作品の説明は少なく、タイトルとベトナム語と英語が書かれているものが多かったです。
【The road forward】(進む道)
戦争を題材にしたものも多いですが、そうでない作品や現代アートまで幅広く展示されていて見応えがありました。
【Dried flowers and horse】(ドライフラワーと馬)
【Hoi An ancient town】(古代都市ホイアン)
【Sad night】(悲しい夜)
【Colorful】(カラフル)
1F、2Fと見て最後に3Fへ。
庭園を含む面積は4000㎡、窓の数は大小合わせて99枚もあるらしくホーチミン市でもっとも窓の多い建物だそうです。
3Fは絵のサイズが大きい作品が多いように感じました。展示内容は定期的に入れ替えているとのことです。
【The blue sky】(青い空)
こちらの作品は「Mixed media」と記載があり、粘土のような立体的な素材を使って絵を描いたように見えます。すごーーい。
ミクストメディア 英語: mixed mediaとは、現代美術において、性質や種類の異なる複数の媒体または素材を用いる技法、またそれによりつくられた美術工芸品のことである。(wikipediaより引用)
私は約1時間で回れました。
2時間位かけてじっくり見られる方もいると思いますが、暑い時期はエアコンがついていない部屋はとても暑いらしく体力を消耗してしまうとの口コミも。
今の時期は暑くなかったです。
館内が暗くて作品の色使いなどが見えづらかったのは少し残念な点でした。
他、作品を見る目的ではなくフォトスポットとして利用しているベトナム人の若者の方々がいて
「絵を見てる俺」
的なポーズを決めてフォト撮影に夢中になっていました。
フォト撮影している人がいる部屋は作品がとても見づらかったのでちょっと残念でした^^;
ですが、この価格で日本ではおそらく見る機会がないベトナム人美術家たちの作品を見れたのは貴重な経験となりました。
1F入口にはShopもあり、ポストカードやトートバッグなどのちょっとしたお土産を購入することができます。
※この建物以外に別館、カフェもあったらしいのですが私はそこをすっかり忘れていて見落としてしまいました。
今とても悔やんでいます…
もし行かれる予定の方はそちらも行ってみてください。
つづく。