2日目の夜、皆で中心部の街へ出掛けました。
宿泊したホテルからは無料のシャトルバスが出ていて街の教会まで乗ることができます。
【Notre Dame Cathedral】8RPR+2WP, TT. Sa Pa, Sa Pa, Lào Cai 333100
昼間の教会が、夜になるとこんな感じでライトアップしていました。
サパにはナイトマーケットはないみたいだけど、ここ一帯が飲食店やお店が並びとても賑わっています。
このエリアには徒歩圏内で街へ出られる好立地という事でホテルも多いみたいです。
一見ヨーロッパみたいなこんな建物に息を飲みながら、キラキラする夜の街を皆で散歩。
ちなみにこちらは「Hotel de la Coupole MGallery by Sofitel」という5つ星ホテルだそうです。
こんな夜の明るい街中にも、物を売る少数民族の人達をたくさん見かけました。
この中心部には、歩くたびに目にするサパ名物の「栗」のお店が軒を連ねています。
栗はベトナム語で【Hạt dẻ】ハッゼェ。
探さなくても見つけちゃうくらい焼き栗のお店は数が多くてびっくり。ホクホクの焼き栗を皆で味見させてもらいました。
んー美味しいーーー♡
もうここでお土産買っちゃおうか。と主人と相談。1kg65.000d(¥371)だそうです。
5人分ここで買おうとしたら、カイさんに『ここでは2つ位にして他のお店でも味見して買えばいい』とアドバイスされました。確かに。
ここでは1kgを2つ購入。一気に5kgも買うと歩くのに重たいですしね^^
焼き栗のお店にはだいたい「栗まんじゅう」も売られていました。
表面に黒ごまがついているのが「栗」白ごまは「緑豆」だそうです。
こちらも味見させてくれます。
なにこれ。めちゃくちゃ美味しいーー!
和っぽいのかと思ったら、意外と洋菓子っぽい。
生地がパイっぽくて、中のしっとりした栗ペーストが優しい甘さ。緑茶にもコーヒーにも合いそう。
これもお土産に買っちゃおう。1箱10個入りで7万ドン(¥400)です。その場でビニール袋に真空パックしてくれて、サパの棚田のデザインの箱に入れてくれます^^
4〜5軒はしごして、10人分のお土産屋を購入しました。重たい…(笑)
最後のお店で栗まんじゅうをまとめ買いしたら、真空パックの機械の調子が悪くてお店の人が頑張ってくれてるけどなかなか真空できない様子…
そこへ次から次へと新しいお客さんが。
お店の人が1人だったから、完全に手が足りない状態。
「大変そう…」と思っていたら
すかさず、真空パックを手伝いに中へ入るカイさん。そして、新しいお客さんの注文を聞いて店員さんのように栗を売り始めるリーさん。
素敵ーーー!!♡
すごい…。びっくりする程の手際のよさ(笑)
こういう助け合いの場面を、ベトナムでは当たり前のようによく見かけます。
困ってる人がいたら助けるのが当たり前のベトナム。だから私はベトナムが好きです。
それに、
困っている人を助けるのは特別な事だと誰も思っていないので、助けられたお店の方も特にお礼を言ったりしないんですよね。
私がハノイに来た頃、例えばエレベーターで両手がふさがっていたベトナム人女性に代わりにボタンを押してあげたり、バイクで落とし物をしたベトナム人男性に拾って渡してあげたりした事があったのですが、特に何も言われないことが不思議だったんです。
こういう時「ありがとう」って言ったりしないのかな?と思ってました。
後で知ったのですが助け合うのが当たり前だからこそ「ありがとう」という言葉をそんなに使わないと聞きました。
それを知ってからは、不思議に思う事はなくなりました。
全く言わないわけじゃないです。たまに言われる事もあります。
助けて当たり前、助けてもらって当たり前という精神だからこそ、それで通じ合ってる。
カイさん夫婦のフォローのおかげで、無事に真空パックもでき、買い物を終えてホテルへ帰ってきました。
ハノイに帰ってきて「サパの栗です。」とベトナム人にお土産を渡すと、皆「サパの?♡」と喜んでくれました。(さすがにこういう時は「ありがとう」と言われます^^)
皆の喜ぶ顔を見ると、やっぱりサパは栗が美味しいと有名なんだと実感しました。
サパ旅行記、もう少しだけ続きます。