先日、思わぬピンチに出くわした事で初めてバスに乗ることになった私。
この経験は、ベトナム生活で自分が一歩前進したような気持ちにさせてくれて、大げさに言うと世界が広がったような気がして、私の心をときめかせました。
「もっとローカルバスを使いこなせるようになりたい!」と思うようになり、行動開始。
「明日はひとりでバスに乗って出かけよう。」と決めてワクワクしながらベッドに入りました。
気分は子供の頃の遠足の前夜^^
当日の朝、一応何かあった時のために主人にはバスで色々旅してくる事を伝えてから出発。
まずは、ホーチミンのお友達のTaneさんが教えてくれた【BusMap】というバスアプリをダウンロード。
言語が「日本語」があるが嬉しいですね。
「目的地までのルートを探す」を押すと、検索画面になります。
行きたい場所の住所を入力するだけで、現在地から一番近いバス停の場所、目的地までのルートなど細かく教えてくれます。
地図を見ながら一番近いバス停まで歩くとバス停を発見。
ベトナムのバス停は青と黄色の四角いこちらです↓
バス停には、来るバスの番号が書かれています。アプリを見ると私は「18」番のバスに乗ればいいみたいです。
バッチャン村で乗ったけど、一人でローカルバスに乗るのは初めてなのでちょっと緊張…。
頑張れ私。
おさらいですが料金は7000ドンで、先払い。前の扉から乗る。ドキドキ。
細かいお金がなくて1万ドンを手に待っていると、18番が来ました!(こんなふうにお金を手に持っていると危ないので絶対に辞めたほうがいいです。)
乗りました〜。
そんなに混んでなくてよかった。
バスの中には止まるバス停の路線図がありましたが、紙のマップなので今どこにいるかはこれでは分かりません。
止まる時にベトナム語のアナウンスが流れますが聞き取るのは困難でした^^;
「全部のバス停に止まるわけではない」「ルートが変わることもある」という話も聞いたことがあって、降りる時はどうするんだろう?とバス内を見渡すたボタンのような物を見つけました。
これは日本のバスにもある降車ボタン?と近くで見たら
【SOS】と書いてあったので、これは違う!!と判断(笑)
ちょっと不安だったのでバス内の係の方に聞いてみることに。ベトナムのバスには、ドライバーさんとは別にお金を精算する係のスタッフが1人乗車しています。
係の方はベトナム人女性でたまたま隣に座っていたのもあり、仕事の邪魔にならないようにタイミングを見て翻訳アプリで
「私は日本人で今日初めてバスに一人で乗ってます。ここで降りたいです。降りる場所になったら教えてほしい。」
とスマホを見せると、『Ok!^^』と言ってくれました。
ソワソワしながらスマホアプリを見ると、GPSで今自分がどこにいるかを見ることができるようです。
目的地が近づいてきて、係の女性が肩をトントンとしてくれて教えてくれました^^
あー無事に着いた。
降りる時は、バスの真ん中のドアから降ります。
降りようとしてビックリ!
目の前をビュンっ!!!と走る2台のバイクに轢かれそうになりました…
びっくりした…
幸いぶつかる事なく無傷だったので良かったのですが、バス停とバスの間の細いスペースを、バイクが通るなんてことあんですね…
バスが停車してるってことは乗客が乗り降りしてると分かるはずなのに、ここを行こうとするバイク、怖すぎます。
その後、数分の間に何本もバスが停車して行きましたがバイクは容赦なく通っていたので、これが日常なのだと悟りました。
日本じゃ考えられないけど、ここで暮らしてる限り自分の身は自分で守らないとですね。
こんな感じで、ひとりバスデビューしたこの日は、合計3本のバスを乗り換えて行きたかったお店を周り、無事に帰宅しました。
結構な距離を移動したのに、バスだと一日の交通費が合計¥129円でした。
ちなみにバスで最初にもらったピンクのチケットは、降りる時に特に見せたりする必要もなかったです。
バスを生活に取り入れたら、お金をかけずに遠くまで行ける事を知ったので、行動範囲が広がりそうで今からワクワクしています。
明日は、この日ひとりで訪れた美しいランチプレートのお店をご紹介します。
また明日に続けます。