今度とあるマラソン大会に出ることになったので、今頑張ってランニングの練習をしています。
主人がタイ出張で数日間不在だったある日、夕方からひとりランニングに行くことに。
この日の天気予報は夜中から雨だったので、1時間くらい走ってすぐ帰ってこようと家を出発しました。
日が落ちて涼しい時間帯になると湖の周りをランニングする人たちが次々に増えます。
3kmくらい走ったところで、ポツンポツンと急に小雨がふりだしてしまいました。
私以外のランナーの人達は、雨を気にせずそのまま濡れながら走り続けていましたが、私は濡れるのが嫌だったのですぐ近くの木の下へ避難。
雨が止んだら帰ろうと待っていたのですが20分以上待っても止まず、むしろ段々強くなってくる雨。
スマホも家に置いてきたし、ポケットには家の鍵と2万ドン(¥120)だけ。
とりあえず喉が渇いたのでペットボトルのドリンクを買って水分補給して待機。
しばらくしてようやく小雨になってきたのでもう濡れる覚悟で走って帰るしかないのかなと思い、私も小雨のうちに引き返すことに。
しばらく走ると、小雨が土砂降りになってしまってバケツをひっくり返したような信じられないくらいの大雨に。最悪です。
すぐ目の前にあった木の下に避難したら、さすがの大雨に周りを走ってたベトナム人のランナーたちがみんな木の下に入ってきました。
8人くらいで1本の木の下で避難してる光景、なかなかシュールでした(笑)
その木の下で雨が弱まるのを皆で待ってましたが20分くらい待っても一向に止まない雨。
スマホ持ってきてたらびしょびしょになってただろうから逆に家に置いてきてよかった。
もうランニングどころじゃないし、家にどうやって帰ろうという感じです。
止まない雨の下で、ひとりのベトナム人のおじちゃんが木の裏にあるローカルの小さい飲食店の中に入っていったので皆無言でついていきました。
お店のスタッフに「雨ガッパを売ってほしい」と言いました。(たぶん)
するとお店の人が何個もビニールのカッパを持ってきてくへて、次々と皆購入し始めます。
でもこの時の私の所持金は
4000ドン(¥24)しかない。
『どうしよう』と焦っているとベトナム人のおじちゃんが自分のをあげると渡してくれました。
優しい…
ありがとうございます😭
とカッパを受け取ると、それを見ていたお店のスタッフがおじちゃんにカッパを無料であげていました。
「Cảm ơn」(ありがとう)
とおじちゃんに言うと「これは彼からだから、私じゃなくて彼にお礼を言って^^」と言われました。
その後は貰ったカッパを着て走って家に帰りました。
レインコートって言った方がいいのかもだけど、レインコートと呼べる程のお洒落な物じゃないので^^;
使い捨てのカッパです。
ですがフード付きで丈の長さもあったので、そこまで濡れずに無事に帰宅することができました。
帰宅して温かいお風呂に入りながら、事故に遭わずに風邪引かずに帰って来れて本当によかった〜と思いました。
出来事自体は災難だったけど、ベトナム人の優しさに触れて心はほっこり。
翌日、カッパをくれたお店にお礼がてら行ってみたけどクローズだったので入れず。
もしかしたら夜だけ営業のビアホイなのかな。
また機会があったらお礼しに行こうと思ってます😊