ハノイに引っ越す前、ハノイでの生活で一番大切にしようと思っていたのは
「旦那さんが働きやすい環境づくり」でした。
私がハノイに来る前、働きながら自分でスーパーで材料を買って自炊したり、シャツにアイロンしたりしてる主人の大変さを知っていたので
「あー早く行って手伝ってあげたい。」
ともどかしい気持ちだったのを今でも思い出します。
私が今こっちに来て主人もだいぶ楽になったように思います。
あっという間に1年が過ぎた今、主人のサポートを1番に考えるのは今も変わりません。
でも、もう1つ大切にしたいと思うようになったのは
「自分がこの生活を楽しむこと。」
友達もいない海外で暮らすにあたって、生活に馴染めるか奥様を心配する旦那さんは少なくないと思います。
奥さんが毎日楽しそうにしている事で、旦那さんは余計な心配をせずにお仕事に集中できるはずだし、その方が夫婦にとってもプラスになると思います。
私はもともと海外生活に興味があったのと、すんなりとベトナムという国が好きになったのもあり生活に慣れるのは早かったです。
日々自分で楽しみを見つけるようにしているので、ここでの生活に疲れたり日本に帰りたいと思ったことはまだ一度もありません。
だいたい楽しいことの方が多いけど、たまに落ち込むこともあります。
以前、ハノイの道端で欧米人の二人組に心無い言葉を言われてから、無意識に欧米人に対する苦手意識が出てきてしまいました。
これは私の良くないところだ。
と思いながらも、ちょっとまだ払拭できずにいます。
たまたま嫌な人に出くわしただけで、欧米人全部がそうでないと頭では分かっているのに。
私がよく利用するカフェでは、欧米人の方々が集まってコーヒーを飲んでいるのですが、以前その中の一人のご婦人が連れてるワンコが私の足元に寄り添ってきました。
可愛かったので、近づいてワンコに話しかけならが撫でてみたのですが、ご婦人は私の事を無視して目も合わせてくれませんでした。
別の欧米人が触りに行くと、笑顔で会話されていたのを見ると、私がアジア人だから?と変な勘ぐりをして、悲しくなりました。
それからそのご婦人とはご近所なのでよく会うのですが、いつも欧米人のグループで集まってお話されてるイメージ。
私からも挨拶したりすることはありません。
ですが、昨日初めてカフェで隣の席に。
ご婦人は一人でこの日もワンコと一緒でした。
私も本に集中して、それぞれの時間を過ごした最後、勇気を出してご婦人に話しかけてみました。
「こんにちは。可愛いワンコですね。」
すると、笑顔で
『ありがとう。女のコなのよ。犬種は○○で年は○歳。名前は○○っていうの。触ってみる?』
と言ってくれました。
それは私が抱いていた冷たいイメージとはまるで違う、温かくて優しい一人の女性でした。
それから少し会話をして、
ワンコが私になついてくれたのもあり
『この子も喜んでるわ。またね。』
と言って去っていかれました。
話しかけなければ、きっとこれからも見かける度に苦手意識のまま過ごしていたと思います。
勇気を出して話しかけてよかった。
無視されたと思ったのは私の思い過ごしだったのかも。
ちょっとしたトラウマが自分をそうさせていただけなのかな。
少しずつですが苦手意識を消していけそうです。
また明日に続けます。
ちなみにこの記事の写真のカフェはこちら。
【TranquilBooksCoffee】18BNguyễnBiểu,QuánThánh,BaĐình,HàNội100000
記事の内容の私がよく利用するカフェとは全く別のお店で、本がたくさん置いてあって落ち着く空間のカフェでした。
階段を登った2階が店内入口となってます。
気になる方は是非^^